母の特養入居で思ったこと
その間、妹が入室の用意、母の昼食を見守る。
一つのユニットにはお仲間が数人いらして、皆さん母より高齢だった。
お話好きのお婆ちゃんが、楽しい話しをしてくれたよと妹が言った。
荷物に歯ブラシしかなく、歯磨き粉を買って下さいと言われる。
老健では「口腔ケアをする人も時間も取れないんです。」と言われていた...。
部屋には備え付けベッドのほかに、家具類がない。
個人の思い出の家具とか大切な物を持ち込みOK、けれど家具は
実家の明け渡しのさい、全て処分して残っていない。
帰り道、ニトリに立ち寄って整理ダンス・ソファーを注文した。
以下、翌日晩に同室にお泊り予約した妹からの報告メールをメモ代わりに付けてみます。
8/27
(夜)7時半過ぎに到着❗️
子さんすでにおネムです。(写真 ↑ 就寝した母と、宿泊用のベッド)
子さんすでにおネムです。(写真 ↑ 就寝した母と、宿泊用のベッド)
8:54
さっき夜勤の人が顔見せてくれて、11時と4時にオムツ交換をしてくれるんだって。
子さんはパジャマに着替えていたよ。Aでは着替えずに寝てたみたいだけどね。
8/29 写真付きのメモがとどく
11:48
寝返りを打たないみたいなので2時間毎に向きを変える(ユニット会議で議題にあげるとの事)
腰骨辺りが曲がってるからか、仰向けで寝るのが難しいのか⁈
「すみません」が口ぐせになってる(あちらで何かあった?)
朝食の前に爪切りと耳掃除をしてもらう。
スプーンを上手く持てなくなっている。手づかみで食べてしまうことも。
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妹が戻ってからのメールによると、
部屋は東向きだったーという、朝日が入るということですね。良かったです。
二年近くの老健暮らしで、生活の基本的な部分の機能がだいぶ後退してしまったと感じた。
今思うことは、老健って病院の待合室みたいなもんかなということ。
取りあえずの環境は安全だけれど、積極的なリハビリなど期待するのはお門違い。
特養の契約のときに、介護保険の制度改正のあと国からの補助がなくなって、
利用者からの負担が増えた項目の説明もあった。
介護者側の虐待事件も起きているので、介護する側の資質の向上を目指さなければ‥と
の担当者の話しだった。介護する側の努力も必要だが、彼らを励ます国の支援があっても良いんじゃないか。もっと弱者に温かい目を向けてほしいと思った。
転居することで、母の老健での暮らしぶりを把握できた、でも
預けたからこの結果かという落胆で、複雑な気持ちになった。
昨夜は、地元のお祭り初日でした。
そろそろ幕が下りるという時分になって、気を取り直して、恒例の阿波踊りを見てきました。
小さい子供たちの踊る姿に元気をもらいました。
by hanako_mama
| 2015-08-30 20:10
| 家族・健康