これが アレか!!
郵便受けからコレを手にした途端、「おォ これがアレかー」と思わず叫んでしまった。が次の瞬間やはり不安も襲ってきた。「貴方が料金の未払い、契約の不履行~?なにか契約不履行があったっけ?」・・・・これが最初の狼狽。そんな私を横目でチラリと見ながら敵はこんな風にさらりと言ってのける。
<当局が貴方に対して訴訟を起こしているのではありませんので、予めご了承下さい> え?じゃあアンタ 私のなんなのさ・・・。
私が抱いた不審の念を押さえ込むかのような脅し文句が続く。
<このまま連絡無き場合、管轄裁判所から裁判の日程を決定する呼出状送達後に出廷となります。>大変だぞーと強調のアンダーラインが引いてある。なおも、トドメを刺したいのか
<尚も放置しておくと、相手方の言い分どおりの判決が出て、執行官立会いのもとあなたの給料や財産の差し押さえ等をされてしまう事があります・・・>
だんだん、不審は不安にかわりつつある・・・。
最後には<万が一、身に覚えがない場合、早急にご連絡下さい>。
<超・猫にマタタビ効果>である。
なーんだ、それならそうと早く言ってちょうだいよ。私にゃ関係ないわよ、すぐ電話しておかなきゃ!と思ってしまう心理を巧みに待ち受けているわけです。この代表電話番号が。
夫や友人の処方は無視するこっちゃ戦法。実はこれが最もよい対策なのだけれど、悔しさ一杯の私は市の消費生活センターに電話をかけていた。
「あ,最近特に多いんですよ~その類の詐欺ね。あ,立派な詐欺ですよ~。だから何もしないでね,電話もかけないように。再度通知がきたらお電話を!」こんな電話は頻繁にかかって来るのか、対応も手馴れたものである。
やはり ! そういうことだったか。ブログに書かにゃなるまいよ。
だって、こんな卑怯なこと言うんだもん。
<最近、個人情報を悪用し民事裁判制度を利用する業者の手口もみられます>
この葉書をブログに載せるにあたって、最近法律事務所を立ち上げた知り合いの弁護士さんからコメントをいただいた。「ブラックリストにも紹介されていますが・・・、このように無効性を確かなものにされぬように文章を書き上げ、送りつけてくる所に騙されやすい落とし穴があるんです」・・・と前置きした上で、
● 記載の電話番号にかけた場合、個人情報をミスミス明かすことになる。電話するなら法務省認定法人の本体である法務省に、この組織の有無を問い合わせること。
● おかしいぞ、こんなハガキが何故来るの?と、身近な人に相談すること。
---- 冷静になって考えれば、当然こういう姿勢で臨めるというわけです。
私のようなソソッカシイ人は「私には身に覚えがないですよ~」などと電話口で正直に言いかねない。あぶない・あぶない。
PS:「二月のうた」では、“優しい三月の妹”を呼んだはずなのになぁ。悔しいなぁ。こんなモノが届いて・・・。そこで一言:
べらぼうめエ ふざけやがってこの野郎
(これ、落語「まんじゅうこわい」の中の悪態でございます^^)
“ 不意にくる悪しき文消せ春疾風 ”
なんじゃさん 全くその通り!
by hanako_mama
| 2007-03-03 15:10
| 私の好きなもの