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日本語って面白い!かも

昨夜は、日中相互学習・ in ・ skypeの二回目の授業だった。
中国人が日本語文を朗読して、日本人が発音やイントネーションをなおす。

テキストは生徒の自作ブログ文。担当の日本語教師の方には 「私は聴くだけ参加でおねがいね。」と頼んでおいた。外国人に日本語を教えるということは、実際の話どんなふうなんだろう、という関心が大いにあった。約束の時間から一時間あまり遅れて授業開始。

前回の宿題とのことで中国人の生徒が、朗読を始める。彼女が読み終えると、すかさず先生がこう言う。「あ、ぜんぜん変わってないよ。前の注意したところが直っていない、自分の癖のまま読んでいるね~」
生徒 「え、そーですかぁ。ちゃんと直して読んでいるつもりなんだけど~」と反論している。
先生 「テープも渡してあるし、毎日くり返して聞いて練習すれば直ってくるはずなんだけどなぁ・・・・」 
前回の授業を知らない私は、生徒が宿題をさぼっていたんだろうか?とか、いやいや真面目な彼女のことだ、さぼるなんて考えられないわ・・・とかあれこれと考えつつ授業参観していた。
突然、先生が私にふってきた。「ふみさん、ちょっと読んでくれませんか。生徒は後から付いて読みますから。」 
「えー!!ダメだめ。私、茨城なまり丸出しだしイントネーションに自信ないよ~!」
「いや、いいんです それで。どこの訛りがある人でも日本人が読んでいるってわかるでしょ?昔、立松和平さんがテレビ番組で朗読してたじゃないですか。」 

この授業の目的は、自分の癖に固まり始めた彼女の日本語発音を矯正する意味も持つのだと説明された。
なるほど! 飴が雨でも、端が橋でもとりあえず良いわけね。彼女の耳を慣らすのだ、日本語の語感に馴染むことが肝心なのだ。ときおり、茨城弁まるだしの朗読をして真似をしてもらったり、いまの抑揚を五線譜に書いたらこうなるなぁと頭に描き、それを指摘したりもした。

先生は一語ごとに抑揚を修正する。一つのセンテンスの流れをなんども練習させる。それは想像していたよりも厳しい授業だった。耳を鍛えるのが大切なんだと痛感した。以前の中国語の先生が「私の録音を聞いたあと、ご自分の発音を録音して聞き比べてみてください。」と言われた意味をここで改めてかみしめた。

授業の後、妹に言った。「いやぁ日本語って難しいんだね、外国人にとって。」
妹は答えた。
「そういえば息子の友達のお父さん(中国人)って日本人とまるで変わらない話し方なんだよ。昔から日本にいたわけじゃないのにさぁ。どこが違うのかね?苦手な人と・・・」

う~ん どこが違うんでしょうね?
それにしても日本語を教えるって大変なことだ。日本語って面白い038.gif
by hanako_mama | 2008-01-25 08:37 | 私の好きなもの


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by ふうちゃん

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