二人のゆくえ

この二人は、とっても仲のよい兄弟だ。
写真には92年と載っているので、いまから15年前のものらしい。これならブログに載せてもいいよと言うので昔のアルバムの「写真」を撮った。
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私には息子が三人いる。
長男は下の二人の子ども達と喧嘩するのを見たことがない。けれど下の二人は、寄るとさわると喧嘩が絶えない時期があった。それぞれが二歳ずつ離れた組み合わせなので、7・5・3歳のように進む。ちょうど中と下が思春期に差しかかる頃は大変だった。大声で騒ぐということはなかったのだが、毎日必ず一回は「物言わぬ静かな戦闘」が繰り広げられた。

突然、ふすまが破れる音がしたかと思うと、壁がドシンドシンと揺れ、階下の私は「あ、また戦闘開始だ。」とか「おー、今日は一段と激しい格闘だね。」などと言いつつ家事をしたり本を読んだりしていたものだ。仲裁に入ることもない、自然に治安回復を待つのが最良の策なのだから。

彼らには今でも思い出すと笑いが止まらなくなる話しが一つある。金沢在住のころの話し。
5歳の次男が耳鼻科に通っている。3歳の弟は必ずついて来る。
女医さんが鼻洗浄を始める。
「はい、先生がお薬をお鼻にシューするからね、キミはガッコウというんやぞ~。はい、ガッコー♪」 次男はたぶん鼻洗浄が嫌いだったのだと思う。先生がどんなに優しくお願いしても「がっこー」が言えずにいるわけです。言った瞬間、お鼻にシューがくるのがイヤなんでしょうね。

ある日、治療室に一緒に入ってきた弟が何故か代わりに「発声」したのだった。
先生が「はい、ガッコー!言ってごらん?」 すると弟が「がっこー」。その声が待合室まで響き渡って病院中大笑いになる。先生が「そうそう、こんなふうに言うんや~」と褒めるので「がっこー」が止まらない。私は申し訳ないやら可笑しいやらで、どんな顔をすればよいのか困ったものだ。何度かその兄思い?の気持ちを感じ取ってか、母親の困惑振りを察知してだか患者本人の口から「がっこー」が言えるようになって耳鼻科通いを終えた。

この話しを知人にすると、笑い上戸の私は笑いが止まらなくなる。



大学を中退して町田に住む次男が、もともと志望のコックへの道を探り始めた。私の実弟(コック)に相談にのってもらうために我が家に立ち寄った。その帰る日をすっかり忘れていた私は旧友との飲み会を設定。それじゃ仕方ないということで飲み仲間も交え居酒屋で久しぶりの再会をした。そうして三人で上機嫌で帰宅したところに、三男から電話が。
東京ドームでプロ野球オールスター戦を観戦。横浜に戻るよりこっちのほうが早いし楽なんだと言うではないか。

あらら、大変。お布団はどうしよう、あれはこれはと酔いも醒める。上機嫌のシェフは「飲みなおしだ、自転車でツマミとビールを買って来い!」と次男に命じる。
夜中11時から二次会がスタートした。三男の大学生活の話しやあれやこれやと話が弾み、午前様で我々中年は就寝した。その後も、仲の良い二人が飲みながら語り合う声が二階の私の耳元に届いた。ビールの空き缶は我が家の一週間分もあった。
よく飲み、よく喋った二人は今日また住処へと帰っていった。


PS: そうそう肝心のことを書かなくちゃ・・・うちの次男坊、一日おきに多摩川の土手を走っていると言う。「途中、筋トレを入れて一時間ぐらいかなぁ。」と。
すかさずシェフが「おい、上海でハーフ走らないか?」 「おっ いいね!」
11月25日の上海を父子が走る。
シェフの嬉しそうな顔、想像できるでしょう?(^^)

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# by hanako_mama | 2007-07-22 15:36 | 家族・健康 | Trackback | Comments(16)

日陰の紫陽花たち

ちょうどひと月前の今頃は、梅雨時だというのに連日真夏を思わせるような太陽が照りつけていた。そして、私には、この頃紹介しなきゃと密かに楽しみにしていたものがあった。

千葉県松戸市には、通称「あじさい寺」という有名なお寺がある。
私は金沢からこちらに戻ってからの19年間のあいだ、このお寺に行くことがなかった。何度か誘われてはいたのだが、仕事だったり気が乗らなかったりしてついつい機を逸していたのだ。出不精な私でもブログで紹介してみようか・・という気持ちになったのだ。行かねばなるまい、と少々気負って梅雨どきの「雨降り日」を待った。

地元の人は「本土寺(ほんどじ)」と呼び、正式には長谷山・本土寺(ちょうこくざん・ほんどじ)と言うそうだ。ここは池上の長栄山本門寺、鎌倉の長興山妙本寺と共に、朗門の三長三本と呼ばれる-とパンフに記されている。
五千本の花菖蒲、一万株の紫陽花、千本のモミジ、春の桜。まさに「四季の寺」である。

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参道入口の横にひょうたんが・・・。商売っ気もなく「魔除けにどうぞ・・」と寂しげに吊るしてあったのが面白い。
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気持ちの良い参道である。みんな連れがいてお喋りしながら歩いている。先日、友人に一人で行って来たと話すと、よく一人で行く気になるね~と言われたっけ。急にその日に思い立つんだもん仕方ないでしょうが・・誘われるほうも困るってもんです^^。

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仁王門とご対面。実際にはもっと朱色だったが、霧雨の中に少し霞んで写っている。

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五重塔まえでは、記念写真を撮る人たちが順番待ちをしている。やはり、最近のピーカン天気では紫陽花を愛でる気持ちも萎えるというものでしょう。だから私も雨降りのこの日に行ったわけです(^^)。ひと月前、雨が降らない何日かが続き、家の周りの花たちも青息吐息の状態だった。あまり綺麗な写真を撮ることはできないな・・・。案の定、お寺の紫陽花も日陰にならない場所のものはほとんど枯れかけてドライフラワー寸前の悲惨な姿だった。
あじさい目当ての観光客は口々に「あらぁ残念ね、今年はダメなのね・・」と口惜しがっていた。
五月の末から六月あたまは、花菖蒲と紫陽花が咲き競うのよ、と我が庭のごとく語っているおばあちゃんがいて微笑ましい。

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だいたい、こういう所に来ると「物知りおじさん・おばさん」連中が必ずいて、ガイドさんのように周りの人たちに説明をしてくれるものだ。私も観光客の一人になって彼らの案内を聞きながら写真をパシャパシャ撮りあるいた。

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この写真のモミジは京都の苔寺を思い起こさせる。
あじさい寺は、秋の紅葉も見物(みもの)だと言われる。確かにあの日、枯れた紫陽花を見下ろすように鮮やかな緑色の枝を伸ばしたモミジたちは、秋の出番を待ち焦がれているように思えた。紅(くれない)色のこの寺のその季節を思い、私の気持ちは早くも秋の色に染まっていた。


ほとんどの紫陽花が枯れかけている中で、本堂の後ろ側の日陰のところや、お墓への通路にはひっそりとだが綺麗な色をつけた花たちが咲いて私を呼んでいた。
そうそう、目立たないところに咲いている貴方たちを撮りましょう!
列から離れて、「順路」の札から奥まったところだけを目指して歩いてみた。
ご存知の方なら名づけられた正式名称がおわかりなのだろう。私には初めてお目にかかる珍しい花々である。梅雨がそろそろ明けそう・・。紹介するのを迷っていたが、やはりこの日陰でひっそり咲いた花たちを私の思い出の中だけに残すのはやめようと思ったのでした(^^)。

日陰に咲いた紫陽花たち

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# by hanako_mama | 2007-07-17 12:00 | 私の好きなもの | Trackback | Comments(16)

ふと思ったこと

大型で強い台風が沖縄に近づいている。そのニュースを聞きながら私は「自分はなぜブログを書いているんだろう?」などと考えていた。

今朝、wataさんのところを覗きに行ったら、そろそろブログ開設二周年とあった。
しっぽさんの所は、まだ昨日の記事のまま。なにかバタバタしているのかな?などと想像してみる。ジローさんは北海道に行く準備をしていると書いていた。村長さんのところは、二胡の窓木さんの学校に行ったときの模様を「二胡演奏& 中国人偽装工作作戦顛末記」として書いてあった。上海のJiaojiao(ジァオジァオ)さんの所には、何やら物騒な書き込みがあったのを彼女なりに勇敢な対応をしている。これは彼女が日本と上海間を行ったり来たりしているうちに書き込まれたコメントで、私たち「ブロ友」がハラハラしながら回答欄を見つめていたものだ。
そして、私にブログ開設を勧めてくれた≪つぼみさん≫は体調を崩していて、息子さんが健気にも「母はただいま休養中」との通知を書いていた。

当たり前すぎて笑われそうだが、書き手がパソコンに向き合う条件が整わない限り、ブログは止まるのだと改めて実感した。

「ブログは日記なのに、なぜ顔も見えない他人に公開するのか分からない」という言葉を聞くことがある。たしかに自分の日記を他人には見せたくない。だがブログは単なる日記なのだろうか?上に書いたブログ友達(もちろん例に挙げない数多くも含めて)のブログを六ヶ月にわたって拝見し、出した答えはノーである。

「思い」というものは自分の心の中にあるうちは「思い」のままなのだ。その思いを筆で書にあらわす、絵に描く、ギターでピアノで弾き表す。そのとき思いは「かたち」になって自分以外の他人にさらけ出される。つまり私(わたくし)の発信の瞬間だ。ブログを書き公開するというのも同じ発想なのだと私は思う。ブロガーは自分の思いを発信する人なのだ。

書き始めて一ヶ月くらい経ったある日。妹が言った。
「自分にきたコメントを読むでしょ。お返事書くでしょ。そちらにお邪魔してコメント書くでしょ。そのお返事読みに行くでしょ。そんなマメなこと あたしにゃ出来ないわ!」

そうよね、私も最初はけっこうしんどかった。律儀な性格がじゃまをして(^^)息が切れそうになったこともあった。でも「ご無沙汰しております。」という挨拶言葉を誰かのブログのコメントで初めて見つけたとき、あ・そうか、それで良いのよ、マイペースで行こう!と思ったものだ。

まだ六ヶ月、でももう六ヶ月たった13日の金曜日の独り言でした。


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↑上の写真は、昨日、職場の友人が日本武道館に韓国スター「イ・ビョンホン」に会いに行った時のもの。さすがに現場を見ていない私には記事は書けないけれど、武道館に昼夜あわせて全国から18,000人もの女性が集結したという。その熱烈歓迎ぶりに脱帽してしまった。大ファンの彼女が私の携帯に熱烈ラブコメントを添えて送信してきた。目に飛び込んだ[excite]の文字。 即、この写真を採用しました。
ケイコさん、なかなか良いでしょ?(^^)

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# by hanako_mama | 2007-07-13 22:00 | 私の好きなもの | Trackback | Comments(20)