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前置き、アジサイ寺の紫陽花

休日に友人が遊びにきた。二人してモンラパンでランチをとる。両親の介護の話し、更年期の女性の心身についてとか話題は尽きず、でも時間は足りず・・・ってところだったが、久しぶりの再会でお喋りに花がさいた。

私の母のこと。
実家の母は最近、下(しも)のほうはリハビリトレーニングパンツを使っているんだけどね、パンツの感触が心地よいせいか濡れていてずっしり重たくなっても気づかないことがあるよの。なので、父が 「そろそろトイレに行ったほうがいいぞ」 と時間をみて声を掛けるでしょ、すると 「なんでアンタそんなこと言うの? わたしだって子どもじゃないんだ、トイレぐらい言われなくってもいくよ!」 そういって怒ってしまうんだわ。父は父で、こいつは呆けているから分らないんだ、認知症だからイラついて怒りっぽいんだって理解しているから、それ以上は言えずにいるのね。でもそれって心臓に良くないよね、時どき心不全起こす人にとって良いわけないもん。


で、彼女は彼女で介護の日常の話しなどしてくれる。
実の娘(身内)が親の面倒をみるのは当たり前、と思われがちだけれど実際はかなり骨が折れる。それは私の妹からの報告からもわかるし、私も相手が呆けている母と知りつつ言い争いをして泣かされたりの時期を経てきた。「ふみさん、身内はたいへんよね。」 それぞれの兄弟姉妹、夫などなど介護をめぐっての温度差もあるわけで・・・。私など、歳が若くて体力もあり機転のきく妹に (彼女だって働いているのに) 支援のほとんどを任せてしまっている。・・・そんな話しを互いにぶちまける。そのうち更年期うつの話しに変わってゆく。
「これまで年嵩の私が友だちの心身の変化の悩みを聞く立場だったのが、還暦となった今ごろになってさ・・ おいおい今度は自分かよって、やんなっちゃう・・」 そこで漢方とかサプリの話題に変わる。


そんなこんなでランチを終えて新居(笑)を案内し、お客は眺望の良さを褒めながらミドリたちの様子を観察・助言してくれる。ピアノのそばで、「好きなものを持っていることも大事なことよ、ふみさん。」 と言われてジーンとしてしまった。たった2時間の、でも彼女にとっては貴重な2時間のなかで私の鬱々とした気分は晴れていた。


前置き、アジサイ寺の紫陽花_e0108126_8382017.jpg
(写真: おうちの庭に咲いたラベンダーの香りを運んでくれた)


駅まで送りがてら、近くの本土寺で紫陽花の写真を撮ってきました。 
涼しい日が続いているからか、お寺周りの花が咲きはじめていて綺麗でした。
次の記事にアップしますね。この記事のタイトルが今つきました012.gif


 
by hanako_mama | 2012-06-14 09:47 | ひとりごと


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