美らうた ♪ ちゅらうた
美らうた(ちゅらうた)
いがらしのりこ:作詞
さとうきび畑をわたる風に 聞こえる戦世(いくさゆ)の母のなげき
いま 私はそのなかに立ち 母の遺した うたを歌う
いくさを語りつぐ人よ 生きるよろこびを歌おう
うたごえは一つになり 美(ちゅ)ら空を渡るだろう
さとうきび畑の赤い土に しみ込む戦世(いくさゆ)の父のなみだ
いま 私はその大地に立ち 父の遺した 命を生きる (命(ぬち)どぅ宝)
平和をつくり合う人よ 生きるよろこびを歌おう
うたごえは一つになり 美(ちゅ)ら海を渡るだろう
うたごえよ 空翔ける鳥となって 高らかに響け
国を越え 時代を超えて 高らかにひびけ
ひと昔まえ、「ちゅらさん」というドラマがありましたね。
おばぁの温もりのある沖縄言葉は今でも耳にのこっています。
美ら....ちゅらには、美しい、清いという意味があるそうです。
歌詞のなかに「命どぅ宝 ぬちどぅたから」の言葉が入っています。
沖縄戦で不本意ながら命を奪われた沖縄の人々にとって、命は宝ものなんだよ...と。
2004年のうたごえ祭典は沖縄で開かれました。そのときのプログラムに美らうたを見つけました。
保母コーラスはその年、「オキナワ」という歌をもって参加し、私も伴奏では初めて沖縄を訪れました。
あのとき、すでに美らうたは生まれていた。去年そして今回と、コーラス発表会で歌うなんてご縁があるのねと感慨にひたってしまいました。
今年、私は発表会の最後の30分、合唱発表の部分の伴奏を弾きます。
むかーし昔、18歳のころ合唱練習のピアノ伴奏をしていた自分を思い出しています。チェリストの井上頼豊さんが合唱指導をされていて、レッスンは大変厳しいものだった。
「美しく青きドナウ」の練習のとき。私の右手のフレーズが弱くて聞こえない、「おいっチビ!右手は弾かなくていいから左手のリズムだけ弾け!」 お兄さんお姉さん達の前で左手のワルツの刻みを練習させられたのも懐かしい思い出で・・・。あの頃から細い糸が切れないように繋げてきたんだな、と思うとウルウルしてきます。
明日の発表会には、モモカ(孫娘)も聴きにくるそうで、おまけに ♪ おべんとうばこ(これっくらいのおべんとばっこが~) ♪ げんこつ山のたぬきさん の練習も万全の仕上がりとのこと。心強いです(笑)。
個人的な話しばかりで、ごめんなさいね。
では、また後日この部屋でお会いできることを楽しみにしています。
by hanako_mama
| 2012-06-22 07:52
| 「音楽」を楽しもう